電設資材卸売業(通称電材屋)と言われて分かる人は業界関係者以外いないと思います。
実際初めは呪文が飛び交ってるように感じると思いますが、1年も経てばなんとなく流れが分かり、3年も経てば一人前です。
ところで一人前というのは全て分かるという事ではなく、正しい質問が出来るようになれるという事です。
具体的には、相手が何を言っているのか理解出来、分からない部分は「この部分を教えて欲しい」「知らないから調べる」と自信満々で言えることです。
日進月歩の業界なので知らないことは次から次へと出てきますが、「アレに使うコレね」「これに似た商品か」というイメージさえ湧けば詳しいことは詳しい人に聞けば良いのです。
その繰り返しでいつの間にか電材のエキスパートになっていきます。
工事現場は多種多様で都度使う材料も変わるので非常にマニュアル化しづらい仕事で、最初は配達や倉庫で商品を覚え、次いで先輩と一緒に行動し、やりながら覚えるのが実は一番効率が良く忘れることもないです。
語学を学ぶようにある日いつの間にかだいたい分かっている自分がいるので、そうなったら今度は自分から提案したり工事屋さんの若手に逆にレクチャーしたり自分のペースで仕事が出来る様になります。
「こういう場合どうしたらいい?」「こんなことしたいけどどうすれば?」というお客様の要望を自分が主体になって工事屋さんとメーカーさんを巻き込んで作り上げて行けるのはとても楽しくやりがいのあることです。
仕事内容を簡潔にまとめますと
・商品の受発注
・諸々問い合わせに対し調査、回答
・商品配達&行ったついでに営業
・新規案件の見積作業
という感じです。
営業時間内は時間に追われバタバタしますが、昼間だけの話で残業はほぼないです。
どうでしょうか?なんとなくイメージが湧いたでしょうか?